« ルネさま すれちがいですね | トップページ | 晴れから雨(「伊賀越道中双六」沼津の段) »

2005年2月23日 (水)

干鰯とたつくり

【錦糸サイト 喜美子さん】

《知らなんだ! ..喜美子

先般、芝居好きの友人と話していた時の話です。「沼津」のなかで出てくる≪干鰯≫って何か知ってる?という話題に。
・・干した鰯でしょ?
・・干した鰯ったって、食べ物じゃない。肥料として田畑に播く物なのよ。

つまり、平作の家は肥料の干鰯すらない極貧の所帯という事になる。【後略】》2005/02/21(月) 14:53

 干鰯が肥料だったとの喜美子さんの書き込みを読んで、正月のおせち料理の一つ「たつくり」との関連をインターネットで確かめました。

 愛知県知多町にある豊浜漁港、豊浜水産物加工業協同組合と愛知県食品工業技術センターが共同で開発した良質な魚醤『しこの露』のHPから要点を抜粋します。
http://www.aiweb.or.jp/toyohama/html/shiko3.htm

 普通イワシというと、「マイワシ」「ウルメイワシ」「カタクチイワシ」の3種を指します。カタクチイワシはそのうちもっとも小さい種類[…]、稚魚や幼魚で 2cm ほどのものを「しらす」「ぼうずしらす」「どろめ」、[…]などと呼びます。
 […]刺身にするとマイワシよりおいしいといわれます。ただ鮮度落ちが非常に早いので、[…]ほとんどが飼料や肥料になり、食用にされるものは煮干しやたつくり、みりん干しやアンチョビなどに加工されます。
 […]お正月料理の「たつくり」は「しらす」を干物にしたもので、地域によっては「ごまめ」と呼びます。
 江戸時代の農村では鰯などの小魚を干して肥料にしていました。この肥料を「干し鰯(ほしか)」といいます。カタクチイワシは田んぼを作るのに大切な魚だったので、「田作り」と呼ばれるようになったのです。「ごまめ」はもともと「ゴマ目」で、ゴマのように小さな目をした魚という意味でしたが、後に「五万米」と書くようになりました。[…]、米が五万俵もとれるという縁起のいい漢字を当てています。
 [以上抜粋]
 沼津といえば有数の漁港の一つ、江戸時代には干鰯と沼津の結びつきは強かったと思われます。
 正月料理といえば、数の子、たつくりのもとのイワシ、どちらも庶民的な食べ物だったのが、いつのまにやら高価なものになってしまいました。

2005/02/23(水)

|

« ルネさま すれちがいですね | トップページ | 晴れから雨(「伊賀越道中双六」沼津の段) »

「伊賀越道中双六」」カテゴリの記事

故事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 干鰯とたつくり:

« ルネさま すれちがいですね | トップページ | 晴れから雨(「伊賀越道中双六」沼津の段) »