2005年3月 4日 (金)

文楽人形は三人遣い

【ひらめサイト】

文楽人形は三人遣い
 東京公演、「沼津」を目当てにいつもの文楽仲間と初日に国立劇場に足を運びましたが、嶋大夫さんの阿古屋を聞きたくて、千秋楽の前日、再び国立劇場へ。阿古屋とともに卅三間堂棟由来も楽しみました。
 一人でしたので、ひらめさん、沖鴨学さん、うえさんと多少ゆっくりとお話しする機会をえました。

 今回の演目はどちらも初めてでした。
 「阿古屋の段」、始まってしばらくして、嶋大夫さんの見台があざやかな朱、はっとして見ると他の大夫さんは黒。嶋大夫さんは阿古屋の役柄だからですね。
 阿古屋が現れたとき、簑助さんの主遣だけでなく、左遣い、足遣いも出遣いなので、驚きました。左遣いはひらめさんが書かれていたように勘十郎さん、足は他サイトの書き込みによれば、蓑紫郎さんとのこと。
 プログラムをあわてて見ると、昨年一月、大阪公演の写真が載っていてやはり主遣い以外も出遣いで、簑助・勘十郎コンビは同じでした。

 ひらめサイトでは、黒子の方を推察する話がときおり書き込まれていますが、私の場合は浄瑠璃と三味線と人形との関係、人形と人形遣いの関係、そういったレベルでしか意識していなかったのですが、三人出遣いということで文楽は三人遣いということをあらためて意識させられました。
 また、左遣いは右手で人形の左手を使うわけで、逆手になること、足遣いは中腰でいなければならないし、出遣いでも観客からは顔がほとんど見えない……、などなど。

 他に三人出遣いなのは、『本朝廿四孝』の八重垣姫、『勧進帳』の弁慶が該当するようです。

 なお、昨年の「阿古屋」の写真は勘十郎さんの姉上三林京子さんのサイト http://3bayashi.com/ に載っています。また、蔦くらぶ http://www.tsuta-club.jp/ 「古典めざましタイ」vol.56 初春文楽・・・2004.3.31によれば、この時の足遣いは勘十郎さんのご子息簑次さんだったとのことです。

2005年3月 4日(金)

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