2006年12月 1日 (金)

2007年2月「摂州合邦辻」あらすじ

 早いもので今年も残る月は12月のみとなりました。12月公演も来週からというところなのに、気の早いことですが、来年の2月公演のご案内です。

◎2月24日土曜日第二部「摂州合邦辻」14時30分開演を推奨公演とします。

 9月は大作「仮名手本忠臣蔵」の通し公演でしたが、2月は通しでなく、有名な狂言の見取が3本です。そのなかから、人間国宝の住大夫さんが演ずる演目がようやく分かりましたので、「摂州合邦辻」を選びました。

 先日吉田玉男さんがなくなり、人間国宝級の芸をあのとき聴き逃した、見逃したと、後で残念な気持ちにならないよう、文楽愛好家は各公演を一回ごとにしっかりチェックしています。
 推奨公演日は2月24日土曜日第二部14時30分開演(17時30分終演予定)です。ようやく春の気配も感じられるようになっていると思います。終演はまだ宵の内、時間の許す方は公演の感想などを語り合いましょう。夜の部の場合と違って、ゆったりとできる終演時刻です。

 なお、他の演目の配役はまだ不明ですが、それぞれ聴き所、見所があります。

◎摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)略称「合邦」
菅専助・若竹笛躬=作

万代池の段
合邦庵室の段

「摂州合邦辻」あらすじ

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2002年12月25日 (水)

2003年2月公演「摂州合邦辻」

文楽2003年2月東京公演、菅専助ほか「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」、2月21日(金曜日)第3部Aプロ18:00から(後述の第1部、3部が入れ替わります)。
 今回は通しでなく、有名な狂言の見取が3本です。そのなかから、人間国宝の住大夫さんが、人気狂言の切り場を嶋大夫さんと語り分けるプログラムを選びました。
 人形遣いでは人間国宝は文雀さん一人で、今回は玉男さん、蓑助さんと各部に一人づつです。5,000円です。

[演目]16日からAプロとBプロが入れ替わり
第一部 Aプロ(11:00開演)
一、 摂州合邦辻
  万代池の段
  合邦庵室の段
第二部 Bプロ(14:30開演)
一、 一谷嫩軍記
  熊谷桜の段
  熊谷陣屋の段
一、 釣女
第三部 Cプロ(18:00開演)
一、 ひらかな盛衰記
  辻法印の段
  神崎揚屋の段
  奥座敷の段
一、 道行恋苧環

「摂州合邦辻」あらすじ
 玉手御前は、若くして奉公先の老主君の後妻となりましたが、継子の若い俊徳丸が恋しくてなりません。その恋を拒んだ俊徳丸は、突然の難病に悩み、恋人の浅香姫とともに館を抜け出し、偶然にも玉手の父合邦に匿われました。
  やがて、俊徳丸を探す玉手が人目を忍んで実家へ戻って来ます。俊徳丸に縋りついた玉手は、俊徳丸の病は玉手が飲ませた毒が原因で、浅香姫に愛想を尽かさせる為であったと語ります。
 嫉妬に狂い浅香姫を掴んで乱暴するその激しさ・・・。合邦は怒りのあまり非道な娘を差しますが、玉手が打ち明けたのは、お家騒動が絡んだ意外な真相でした。
 継母の恋というテーマはギリシア悲劇とも比較されます。
 東京では1998年に上演されて以来です。

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